そとがわ編⑥ウッドデッキ

そとがわ編 ⑥ウッドデッキ

ポリシー : 屋根のないリビング

wooddeck.jpg 不思議なもので、ウッドデッキの床高さを室内と同じにすると、大げさではなくリビングの延長に見えます。できれば、窓は大きく開くようにしておきます。右の写真の窓も、3枚のうち右側の2枚分が全開になります。
 壁もいらない、屋根もいらない、こんなにコストパーフォーマンスの良い空間はありません。ただし、使う木材はよく選ばなくてはなりません。外壁などで使う米杉は、床に使うにはやや耐久性が不足します。床材の上には水が溜まるため、より高い耐久性と寸法安定性が求められます。
 そこで、これまではアイアンウッドともいわれるウリンなどの南洋材を使用してきましたが、違法伐採や乱伐の恐れは、いつも心に引っかかってきました。

ウリンを使ってきましたが方針転換します

 南洋材の中でも、マレーシア産のウリンは比較的マシであると聞いたのですが、やはり近年乱伐による絶滅危惧が叫ばれています。
 今後は、パイン材に200℃以上の高温処理をすることで、薬剤を使わずに耐久性と寸法安定性を高めたサーモウッドと、プラネットカラーなどの保護塗料を組み合わせる工法に、方針転換が必要です。下の写真はサーモウッドメーカーのHPからお借りした海外の事例です。

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