家づくりの罠 6

■自分の心と言葉で言えるようになる

  • 家づくりの隠された罠 6

自分の心と言葉で 「こんな家が欲しい」 と言えるようになるための方法は 設計と言うよりも ホームデザイン・サポートシステム と呼んだほうがぴったり来るようです

略してHDSSかいな
これって 怖い先生にビシビシしごかれるの?

そうです
できるようになるまで ムチでしばかれて・・・
て そんなわけないでしょう

HDSSとは 二つの原則をもとにして 誰でも自分の家をデザインできるようになる方法です

ふたつ?

ひとつ目の原則は 自然の摂理には逆らえない
ふたつ目の原則は 記憶にないものは欲求にならない

いっこめは 当たり前やけど 二個目はどういうこと?

全く知らないものは 欲しくなるわけがない ということです
江戸時代の子どもが「プレイステーション欲しい」 とは絶対思わないですよね

当たり前すぎて 何言いたいのかわからん

勝手に計算してくれるソロバンくらいだったら 欲しいと思ったかもしれないですけど これは ソロバンの練習がイヤだ という自分の経験に根ざした欲求です
しかし、いきなり プレステ2が欲しい とは絶対にならない

「こんな家がほしい」 と考えるときも 実は同じで 欲求は必ずこれまでの経験に根ざしているんです

それやったら 何の進歩もないやん
同じような家建てるのなんて 意味ないじゃん!

いえ そうじゃないんですよ
分かりやすくするためには 「経験に根ざした欲求」 と、 「それを満たすための手段」 に分けて考える必要がありま
「欲求」は あなたや家族がこれまで経験したことに 必ず根ざしているので、じっくり考えれば抽出することができる
ところが、「解決手段」のほうは 創意工夫や技術革新もあり、実にたくさんの可能性があります

んー わからへん もっと分かりやすく説明して

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